今日は、リコールとサービスキャンペーン
を施行してもらうために、
SP−1へ行ってきた。

ここはそもそものアドレスの購入店で、
とにかくまぁ
家からバイクで15分くらいのところにあるので
自然と足が遠のいていたのだが、

最近近所のスズキ車取扱のバイク屋に絶望したので、
ま、とりあえず久しぶりに顔を出してみよう、と。


事前にリコールについて電話でお願いしてたので、

部品が届いたとの知らせを受け
いざ行ってきます!と。

もちろん、
「中がどうなってるか知りたいし、勉強のためにも
  作業を見ていたい」と申し入れ、

苦笑されながらも了解を経て
店の中でバイクの中身をジロジロ見たり
店内を物色したりしていた。


アドレスV110もかなり速いですよね。
→そうですねー車体が軽いから、割とスイスイでますねー


ホットイナズマって、ぶっちゃけどうなんですか?
→あれは中古のバイクにくっついてたまに入ってくるんですが、
それで要らないからとっちゃうんですが、
興味があるから箱を開けてみたことがあるんですが、
これといって、どんな効果があるのかわからないような
構造をしているんですね。
これだ!というような部分は何もないんですよねー


オイルフィルターってどれくらいで交換したらいいんですか?
→まぁ、オイル交換の数回に1回換えてあげるといいと思いますよ



オイルって何キロ毎に交換でしたっけ?
→3000キロですよねー


ブレーキパッドってどれくらい持ちますか?
→これは期間じゃなくて距離ですね。
 だいたい前後バランス良く使ってもらえば、
 一万キロぐらいで平気です。



ホーンを交換しようと思っているのですが、
ミツバのやつは、別売りでリレーを売っているのですが、
必要ですか?
→たぶん要らないと思います。
 特別電流の消費量が少ないワケではないので。
 (125ccに限らず)


ガソリン注入口の横にある小さい穴はなんですか?
(もう答えはわかっていたのだが、なんとなく)
→こぼれたガソリンの逃げ口です。
 中のチューブを伝って、つたりおちて問題ないところから
下に落ちるんです。



燃料タンクから、上と下、2本パイプが出てるのは?
→詳しくはわかりませんが、
 上の穴は空気抜きか、 
 もしくは満タンぎりぎりまで給油した時に、
 なんらかの理由で、こちらのパイプからガソリンが
 流れるようにする必要があるのかも知れませんね。



作業は進む。
ソレロイドバルブはすぐに交換されて、
もう一つのリコールの方へ取り掛かる。
「この車は大丈夫ですけど、少し前にやったアドレスは
 この真ん中の線がむき出しになっていて、下の本体ごと
 交換しました。2時間かかりました。」
とのこと。僕のバイクは健康でなによりだったことに感謝。

そして全国のアドレス乗りのことを想像した。
みんなこれで一喜一憂するんだろう。みんなお疲れ!


途中で違うお客さんが入ってくる。
125タイプのバイクだ。前に白線が貼ってある。
そのおじさん曰く、
「この手のバイクはどんくらい走るの?5万くらい?」
作業をしていない方の店員さん
「だいたい3万キロですね〜。でも乗り方が悪い人は
 ほんと一万キロ走らないで廃車にすることもありますよ〜。」




(心配になって小声で)このバイクって3万キロしか走らないんですか?
→そんなことないですよー
 これは4ストだし、割合新しい型ですので、
 まめにオイル交換だけしてもらえれば、
 あとはバルブが切れたり、いろいろガタがきた部分を交換したり
 しながら、乗っていただければ、もっと乗れますよー


5万キロとか、走れますかね?
→そうですねー。部品の交換はあるでしょうけど
 5万キロ以上走れますよー。


これを聞いてなんだかホッとする。
と同時に、このバイクに対する愛着が湧いて来る。


このバイクに込められた魂
全部がいつかダメになって、初期のパーツが
車体フレームだけになっても、
魂は残っているんだぜ!みたいな。

こいつはどんな時も頼りになる
立派な俺の脚なんだぜ!というような。
このバイクを誇りに思う気持ちが強くなる。


現在6700キロ
ちなみに携帯電話の待ち受けは
6666キロ時にたまたま気付いて撮影した
メーターパネルの写メールですw


作業が終わり、バイクを店から出して帰ろうとしたら、
お兄さんが、またかがみこんで何かをいじり始める。
「ブレーキパッドが磨り減って、ブレーキレバーに
 あそびが多くなったので、少し調整します。」
と、店からスパナを持ってきて、調整し始める。
店からバイクを出す、その一瞬で、
バイクのブレーキパッドの減りに気付いて
わざわざ調節してくれた。
もちろん、それにすぐ気付いたことがスゴイ。
だが、今日の作業自体は全くの無償だし、
そしてブレーキのあそびの調整だって無償だ。
作業台からおろして、客をそのまま帰せば
次の作業を待っている2人の客にすぐ対応できる。

だが、彼は僕のバイクを気遣ってくれた。
こんなにありがたいことがあろうか?

これからは、難しい改造などは、ここに持ってこよう。
この店の近隣は、本当にいい町で、
道路や公園では子供達がたくさん遊び、
主婦達はいろいろなところに溢れ
昼間、人々が外に出てくる町は、良い町である。
歩いていて楽しいし、生活感と活気に満ちているのだ。
少し遠いけど、やっぱりここに来たいな。