deftones
ガキンチョだった自分が初めて、
ロックの中に大きな芸術性を感じた、
チノのボーカル。(ジョナサンではない)
ま、カリスマと言われてもう何年も経つが、
やっぱ何度聞いてもこの表現力はヤバい。
自分の声の可能性を際限無くつきつめた歌を聴け。
ゆらゆら揺れるろうそくの火のようなボーカルが、
時に燃え上がるように叫びだす。
わめきだして、あああ!、またゆっくりと
ろうそくの火に戻るのだ。
このバンドはまた、
「静と動」というキーワードが絡んでくるんだけど、
それもかなり的を得ている。
セルフタイトルの「deftones」を
やっぱ一番先に聞いてもらいたい。
「静と動」と結構近い距離にある、
「壮大さ」を取り入れて、
かなりダイナミックなスケールの楽曲が展開されている。
(別にオーケストラが入ってるワケじゃない)
あと、時々出てくるピアノがまたdeftonesっぽい。
ピアノがdeftonesにマッチすんのよ。
あと、「white pony」では
後半の方で、バンドサウンドじゃない曲を
静かに歌ってる曲があるんだけど、
あれもかなり好き。ベクトルが全然違うのに、
やっぱり歌いこなしてしまう奴は凄い。
評価額:2500円