envy

xtremer2005-01-03


いやあ。あれから作品買い揃えつつあります。
その辺のレビューもします。

「the eyes of single eared prophet」
だったかな?  これは たぶん5曲15分くらいの
ミニアルバム?  で。  だけど珠玉の、怒涛の流れのアルバムで。
一曲一曲を比較すると、普通に他のアルバムに劣らない。
むしろかなり良い曲もある。
君の靴と…より以前の作品で、爆発力がすさまじいです。
攻めて攻めて  叫んで  ガリガリギター弾いて  !!!!!
かっこいいです。  この頃のライブも見てみたかった。

「a dead sinking story」
問題作。
envyファンの中で2つに意見が分かれた。
なんせ、このアルバム、モグワイのそれにそっくりなんだもん。
特に最初と最後!  つまびくギターが まんまじゃん!
UK盤はモグワイレーベルから出てますから。

つうかかなり影響受けてるらしいですから。

とにかくまあ、これのせいで、
静と動の  ENVY
ひたすらに動の、少なくとも多くが動の  ENVY 
のイメージの違いによって、意見が割れた。
初期から応援してきた人たちはほとんど後者だと思う。
違いすぎる、とも言えるし。

どこかのレビューには、メンバーが増えたから、そのせいもあるだろう。
この作品がメンバー全員の総意のものなのかは微妙だ  って言う意見があった。

それでもこの作品はかなりヤバい。
とりあえず1曲目の3、4分のギターのリフ、単純なのに心に沁み過ぎ!
もちろん途中数曲は絶望が噴き出して大暴れしてる曲もある。
曲と曲の間を、長いSEでつないでるような感じ。
とにかく、1回再生したら、終わるまで止めるに止められない。
全体が一つの作品。ここまではっきりしてるのは稀。っていうかよくここまで
まとめ上げられたと思う。
右から日本語、左から英語の詩の朗読。
また詩を読み上げる、その奥で聞こえる 更に聞こえる  ENVYの曲。


このアルバムを一言で表すとするならば。

孤独の境地

そして、その答えは、このアルバムを通して
セラピーされる。
envyは、どうしようもない問題を僕らに叩きつける。
そして、それを解決しようとする。彼らの音楽を通じて。
この意味わかるだろうか?
このCDを通じて伝えられた絶望を、
このCDを通じて治癒するのだ。

さあ、進め。更に人間の業、奥深くへ。