underworld

レビューするまでもないが。

いつか夜行バスでスキーに行った時、
朝になっても着かないで、なまら明るくなってきた頃、
窓の外の景色を見ながら「hundred days off」を聞いていた。
どうしても僕は夜行バスで熟睡できないタイプで、
起きてんだか寝惚けてんだかわからん状態だった。
でも、顕微鏡のピントがだんだん合ってくる感じで、
ふと脳が覚醒すると、外の雪景色と、ヘッドフォンの音が、
融合していた！
ビートは一定なのに、自然は不規則で、
でもこれ（音）はこれ（景色）だから…
ってことはビートが不規則なのかも。
息を呑んで目を見張りながら、脳裏ではそんなありもしない事を
連呼していた。
ジャンキー？
ま、テクノはドラッグだからな。
あれはかなり特殊な感覚である。
長いリスナー人生の中でも、あれは際立っていた。
そうそう何度もあるもんじゃない。
シンクロ、ではなく、融合、合体、合成、うーん…
自然とテクノのＤＮＡ鑑定でそこだけがピタリと一致した。
underworldすげえや！って(笑)

本人評価額：あの瞬間はpriceless。

評価額：１４００円