the used

僕は疑問なんだが、結局スクリーモって定着しなかったような気がする。
ま、確かにボーカルの歌い方如何で、
ジャンル分けしてしまうバカっぽさもあるだろうけど。
ネーミングもダサい。まだ「激エモ」の方がわかりやすい。
というのも、僕はthe back hornとか聞いてて、
まだその頃はユーズドとかいなかったから、
バックホーンの山田的ボーカルを友達に説明するために、
自分で「激エモ」って言葉を編み出したのだ。そんだけ。

僕は、シャウトあってのロックンロールだと思うから、
ここにきて、
ちょっと盛り上がったスクリーモ市場が再び廃れていくのはなんとも悲しい。
でも、たぶんこれからもポツポツ良いのが出てくるだろう。
それは間違いない。

というわけでスクリーモって言ったらこいつらユーズド。
かなり内容も充実の名作アルバム。
でもなんとなく感じるのは、
こいつらは時代に仕掛けられてしまったバンドのような気がする。
楽曲は確かにどれも良い。言い方を変えれば非の打ちどころがない。

逆にどこにもユーズドらしい、クセが感じられない。
僕の言う、毒がない。
だから好きだけど、そんなに好きになれない。
次のスターを捜すロックの仕掛け人が、功を焦ったような。

次作が明らかにターニングポイント

評価額：１８００円